遠方の実家を、現地に行かずに片付けるという選択肢
「行くだけで半日、作業して帰ると一日が終わる。カビの臭いが強くなっているのは分かっていたのに、行けない自分を責めるだけの2年でした」。京都市内から高島の古民家を相続された方の言葉です。もしあなたが同じ状態なら、最初にお伝えしたいことがあります。止まっているのは、あなたの気持ちではなく段取りの前提です。
「現地に行かなければ進まない」は、思い込みです
遠方の実家が動かない理由を距離のせいだと考えると、答えは「行ける日を待つ」しかなくなります。でも実際に皆さまを止めていたのは、距離そのものではなく「立ち会わないと判断できない」という前提でした。この前提は、外せます。
行かずに進める三つの型(すべて実施済みの実例です)
- 立ち会いは最初と最後の二回だけ。中間の判断は写真と動画で。迷う品は保留箱に集めて最終日にまとめて確認 — [高島市の相続古民家の事例(case 0026)]。京都から通いきれなかった2年が、二回の訪問で終わりました。
- 現地への往復ゼロ・平日夜30分のビデオ通話だけ。横浜在住のご夫婦が、押し入れの中を通話で見ながら「それは処分で」「それだけ送ってください」— 四回の通話で売却査定を受けられる状態に — [湖南市の相続空き家の事例(case 0032)。費用297,000円・買取41,000円相殺]。
- 家族の誰も行かない。東京の娘さんと九州の親御様が、写真台帳に印を付けるだけで草津の部屋を退去 — [草津市の退去代行の事例(case 0042)]。
判断のしかたが変わると、距離は問題でなくなります
行かずに進める場合、判断はこう設計します。写真台帳(全ての物を撮影し番号を振る)、保留箱(迷う物は動かさず最後にまとめて)、貴重品の別扱い(通帳・印鑑・写真類は確認前に処分しない)。「勝手に捨てられるのでは」という心配ごと設計で解消するのが、この進め方の要です。
よくあるご質問
遠方に住んでいて現地に行けません
現地へ行けないままでも進められます。写真と電話でやり取りしながら、関東から作業を終えた例があります。何を遠隔で決められて、何は確認が要るかを最初に整理します。
写真だけで進められますか
写真から進められる範囲があります。物量と搬出経路は写真で判断できますが、床下や天井裏など写らない箇所は現地で確認します。どこまで写真で決まるかを先にお伝えします。
現地の様子は報告してもらえますか
作業の前後と、判断が要る場面で写真をお送りします。関東にお住まいの方に写真で確認いただきながら進めた例があります。頻度はご希望に合わせて調整できます。

