売るか、処分か — 決められないのは「値段を知らないまま」話しているから
「主人は『売れるものなら全部売ればいい』と言うんです。でも私には、母から受け継いだ帯や結納の時の着物に値段がつくのか、そもそも売っていいものなのか、それが分からなくて話が進みませんでした」。彦根で住み替えを控えた奥様の言葉です。売るか処分するかの議論は、価値の情報がないまま始めると、必ず水掛け論になります。
手に取っては戻すのは、優柔不断ではありません
価値も扱いも選択肢も分からない物を前にして決められないのは、判断の物差しを持たされていないからで、正常な反応です。さらに「値打ちがないと言われたら」という怖さが査定そのものを遠ざけることもあります。長浜の古商家のご主人は「値打ちがないと言われたら、この家の商売まで否定される気がする」と、査定の依頼を先送りされていました。止まっているのは、あなたの決断力ではなく、判断材料の順番です。
話し合いより先に、値段を確かめる
判断は次の順で設計します。
- 迷っている物の写真を撮る(全部でなくて構いません)
- 査定で「値が付く物・付かない物」を先に分ける — 売るかどうかは、まだ決めない
- 値が付いた物についてだけ、「売る・残す」を話し合う
- 値の付かない物は、処分のほかに譲渡や寄贈の道も検討する
金額という共通の事実がテーブルに載ると、会話は「売る売らない」から「何を残すか」に変わります。
査定が先に入って動いた事例
- 婚礼道具と着物約60点(彦根市): 数か月続いた水掛け論が、査定を議論より先に入れて決着。桐箪笥1棹と着物22点・帯9点の買取86,000円、費用212,000円。[彦根市の住み替え前の事例(case 0023)]
- 古商家の帳面と秤(長浜市): 「残す基準」をご主人と先に決めてから査定へ。査定結果が値踏みではなく仕分けの材料になり、買取58,000円、費用168,000円。[長浜市の古商家の事例(case 0027)]
- カメラと書籍約400冊(守山市): 終活整理でカメラ・レンズ・登山用品などの買取108,000円が費用196,000円の半分以上を相殺し、実質88,000円に。[守山市の終活整理の事例(case 0044)]
査定にまつわる質問
何が売れるのか分かりません
写真を見せていただければ分かる範囲でお伝えします。売れるかどうかは種類と状態で決まるため、まとめて判断はできません。まず値がつきそうな物だけを選び出すところから始めます。
買取と処分はどう分けるのですか
査定を先に行い、値がついた物と、つかなかった物に分けます。値がついた分は作業費から差し引きます。どちらに入ったかは一覧でお見せしますので、納得のうえで進めていただけます。
ブランド品は別で査定されますか
種類ごとに分けて査定します。まとめて一つの金額にせず、何がいくらだったかを一覧でお見せします。値がつかなかった物もその旨をお伝えします。
査定の基準を教えてもらえますか
状態、需要、付属品の有無で見ています。金額の根拠は査定のときにお伝えしますので、納得できなければその品だけ手元に残していただいて構いません。
見積は本当に無料ですか(あとから請求されませんか)
お見積りに費用はいただきません。お断りになった場合も、出張やお見積りの費用を後から請求することはありません。

