兄弟で揉めて実家が動かない — どちらも折れずに進める方法
「弟は正論なんです。でも母がまだ元気にこの家で暮らしているのに、家の中を他人が仕分けしていくのを見せるのか、と思うと私は頷けませんでした。どちらかが折れる話ではないと思っていました」。中山道番場宿に近い実家を継いだ長兄様の言葉です。「触るな」の兄と「早く」の弟。電話は毎回、同じ言い合いで終わっていました。
揉めているのではなく、勝ち負けの図式に入っているだけです
この米原市のご兄弟が止まっていた本当の理由は、意見の違いではありません。「片付けをやる=弟の主張が通る」「やらない=兄の主張が通る」という図式に、いつの間にか話がすり替わっていたことです。範囲の議論をせずに全体の是非だけを争うと、妥協点はそもそも存在しません。しかもどちらの主張も、根は同じ「母への思い」でした。あなたも、あなたのご兄弟も、間違ってはいないのです。
どちらの主張も通さない基準で、範囲を切り出す
- 主張ではなく基準を探す。米原市では「お母様の生活動線(通り道の安全)」を物差しにした瞬間、対立は解消ではなく消滅しました
- 手を付けない場所を先に約束する。仏間と先代の農具には触れない、という線引きが先にあったから、長兄様は頷けました
- 「整える」と「売る」を分ける。家の処遇の結論を先送りにしたまま、家だけを動かせます
兄弟の話し合いが動いた実例
- 米原市・番場の実家: 廊下・階段・台所周りだけを整理し、費用96,000円・買取18,000円相殺。お母様の転倒リスクが下がり、兄弟の電話から言い合いが消えました(case 0030)
- 東近江市の実家: 「売る」と「待つ」で2年止まった兄弟が、「整える」と「売る」を切り分けて一致。275,000円・買取62,000円相殺。県外の次男様はLINEで判断に参加(case 0010)
- 長浜市余呉の実家: 方針の対立がなくても、季節の制約で三年止まった兄弟の例。計画を冬のうちに終わらせ、春の四日間で実行。336,000円・買取49,000円相殺(case 0046)
ご兄弟のご相談で多い質問
兄弟で意見が割れています
よくあることです。売るか残すかで2年ほど止まっていたご兄弟が、物を一つずつ確認する場をつくったことで動き出した例があります。まず判断の材料を揃えるところからご一緒できます。
同居していない家の片付けは頼めますか
お受けしています。ご実家や相続された家など、離れて暮らす家の片付けのご依頼は多くあります。立ち会いの回数を減らす進め方もご相談いただけます。
遠方の兄弟に説明する資料はもらえますか
お渡しできます。作業の範囲と金額を書いた見積のほか、ご希望があれば家の状態が分かる写真も添えます。遠方のご家族に共有して判断していただく形で進んだ例があります。
見積を頼んだら断りにくくないですか
断っていただいて構いません。お見積りは契約ではなく、判断のための材料です。金額と内訳をご覧になったうえで、やらないという結論でも問題ありません。

