親にまだ話せないまま、相談だけ始めてもいいのか
「父の前でこの話はできませんでした」。日野町でお父様の収集品の扱いに悩まれた長男様の言葉です。親の家の片付けは、親の了解を得てから——その順番を守ろうとして、了解を切り出せないまま止まっている方へ、先に結論をお伝えします。相談の段階に、ご家族の合意は要りません。
「黙って相談する後ろめたさ」の正体
親に知らせず業者に連絡するのは裏切りのようで気が引ける。その感覚は誠実さであって、直すべきものではありません。問題は「相談すること」と「作業を決めること」が頭の中で一体になっている構造です。米原市のご兄弟も「どちらかが折れる話ではないと思っていました」と、電話のたびに同じ言い合いを繰り返していました。相談を決定と同じ重さで扱う限り、合意のない相談はすべて後ろめたい行為になってしまいます。
相談・見積・作業は、それぞれ別の約束です
当社では、この三つを切り分けて設計しています。
- 相談は、状況を整理する行為です。どなたの合意も要りません。当社から親御様に連絡することもありません。
- 見積は、判断材料をそろえる行為です。写真から概算をお出しでき、その場で決めていただく前提がそもそもありません。
- 作業は、ご家族の合意が整ってから始めます。当社が「内緒のまま作業する」ことはありません。
つまり合意の前にお渡しするのは作業ではなく、合意を作るための材料——範囲の切り出し方と実額です。
合意より先に相談が始まった実例
- 「触るな」の長兄と「早く」の次男が平行線だった米原市の実家。「お母様の生活動線だけ」という範囲の切り出しで、対立そのものが消えました。費用96,000円・買取18,000円(case 0030)
- お父様の収集品を巡って兄弟が割れた日野町の家。お父様を収蔵の監修者に置く進め方で、安全と生きがいが両立しました。費用154,000円・買取72,000円(case 0035)
- 「片付け」という言葉が届かなかった米原市の施設入居前。最初の一日を「持っていく物を選ぶ日」に変えました。費用246,000円・買取44,000円(case 0050)
声に出しにくい質問への答え
本人に内緒で相談してもいいですか
ご相談いただけます。こちらからご本人やご家族へ連絡することはありません。ただし作業に入る段階では、持ち主の方の意思を確認させていただきます。
家族の同意はどこまで必要ですか
ご相談の段階では不要です。作業を決める段階では、持ち主の方と費用を負担される方のご了解をいただきます。それ以外の方全員の同意までは求めていません。
親が片付けに反対しています
ご本人が反対されている段階でも、ご相談だけ先に進められます。何ができるのかを整理してお渡ししますので、それを材料にご家族で話していただく形でも構いません。急いで決めていただく必要はありません。
見積を頼んだら断りにくくないですか
断っていただいて構いません。お見積りは契約ではなく、判断のための材料です。金額と内訳をご覧になったうえで、やらないという結論でも問題ありません。

