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遺品整理はいつから始めるべきか — 正解の日付は存在しません

「お父さんのものを勝手に決めていいのか、兄弟で誰も言えないまま2年が過ぎました。実家の鍵を回すたびに、見ない振りをしていました」。守山のご兄弟の言葉です。四十九日が過ぎたら、一周忌までに——世間の目安はいくつもありますが、実際のご家族を動かしてきたのは暦ではありませんでした。

進まないのは、日付の問題ではありません

遺品整理が始まらない理由を伺うと、時期を知らないからではなく、家族の誰も切り出せないからです。「故人の物を判断する権利が自分にあるのか」という遠慮は、後ろめたいものではなく故人への礼儀そのものです。その遠慮が家族全員にあるとき、誰かが動くまで誰も動けない構造ができます。あなたの家族が特別に不仲なのでも、薄情なのでもありません。

時期の物差しは、暦ではなく家族の足並みです

当社がご一緒してきた実例から言えるのは、次の三点です。

  1. 動かせない期日がある場合だけ、時期は外から決まります(家の売却・退去など。それ以外に締め切りはありません)
  2. 一度に決めなくて構いません(数回に分けると、回を重ねるごとに家族の中に判断の物差しが育ちます)
  3. 第三者が間に入ると、家族の会話が再開することがあります(切り出す役を家族の誰かが背負わなくてよくなります)

「早さ」より「順番」を選んだご家族の実例

  • 2年言い出せなかった父の遺品(守山市): 215,000円、真空管アンプや釣り具の買取52,000円。スタッフが間に入って2日間で整理し、釣り竿は長兄様が、オーディオは末弟様が引き継がれました(case 0004)
  • 四十九日から先に進めなかった母の茶道具(大津市): 148,000円、買取47,000円。「今日は水屋だけ」と三回に分け、京都の弟様と大津の姉様の足並みが揃うペースで見送りました(case 0021)
  • ご主人を見送られてから年月が経った客間(野洲市): 142,000円。押し入れ一つずつ・一回2時間の四回で、「あの頃にお礼を言って回った時間でした」という言葉をいただきました(case 0031)

同じところで止まりやすい、ほかのご相談

時期についてよくいただく質問

遺品整理はいつから始めるものですか

決まりはありません。四十九日を区切りにされる方が多い一方、退去の期日から逆算して先に進める方もいます。ご家族の気持ちが追いつく時期で構いません。

親が片付けに反対しています

ご本人が反対されている段階でも、ご相談だけ先に進められます。何ができるのかを整理してお渡ししますので、それを材料にご家族で話していただく形でも構いません。急いで決めていただく必要はありません。

誰が費用を出すか決まっていません

決まっていなくてもご相談いただけます。金額が分からないままでは負担の話もできませんので、まず見積をお出しします。お支払いの方をあとから決めていただいて構いません。

仕事が忙しくて時間が取れません

立ち会いを短くする進め方があります。判断が要る物を先に決めておけば、あとはお任せいただけます。ご在宅が難しい日程でも調整できるかご相談ください。

見積を頼んだら断りにくくないですか

断っていただいて構いません。お見積りは契約ではなく、判断のための材料です。金額と内訳をご覧になったうえで、やらないという結論でも問題ありません。

ご相談の前によくいただく質問をまとめています

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